不合格だった人、これから審査を受ける人へ「禁止コンテンツ」と「合格するためのポイント」を解説します。
Googleアドセンスの審査基準は年々厳しくなっていると言われていますが、ほんのちょっとしたことが原因で通らない人がほとんどです。
アドセンス審査は減点方式です。
一つでもポリシー違反に該当すれば審査に通りません。
特に気をつけたいのは、書いてはいけない「禁止コンテンツ」。
Googleアドセンス審査に通過するために、書いてはいけない「禁止コンテンツ」と合格するためのポイント、通らなかった場合の対応方法を解説します。
・Googleアドセンスの「禁止コンテンツ」を解説します
・Googleアドセンスの審査に合格するためのポイントを解説します
・Googleアドセンス審査に通らなかった場合の対応方法を解説します
Googleアドセンスに申請するサイトは独自ドメインで運営する
サイトは独自ドメインで運営します。
以前は「はてなブログ」などの無料ブログでもアドセンスの審査を通過できましたが、今は初回の審査に無料ブログでの申請ができなくなりました。
無料ブログの場合、URLがパス形式やサブドメイン形式となってしまうため申請できません。
(2回目以降のサイト審査では、無料ブログで申請することができます)。
Googleアドセンスの禁止コンテンツを含まないこと
アドセンスにはガイドラインがあり禁止コンテンツが公開されています。
この禁止コンテンツは、最初の審査だけでなく、審査合格後でも引っかかると広告掲載ができなくなります。
・法律に違反しているコンテンツ(詐欺など)
・コピーコンテンツ(著作権違反)
・絶滅危惧種から作られた製品をすすめるコンテンツ
・個人、集団を誹謗中傷するコンテンツ
・ハッキング、トラッキングに関連したコンテンツ
・アダルトコンテンツ
・薬物、アルコール、タバコなどを勧めるコンテンツ
・暴力的なコンテンツ
・武器や兵器に関連するコンテンツ
関連リンク:Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー
具体的に説明しますね。
コピーコンテンツ(著作権違反)
Googleは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を高く評価します。
他のサイトとは違う切り口で説明したり、自身の体験談を交えたオリジナルな内容の記事を書きましょう。
著作権違反は当たり前にダメですが、マンガ、文学作品、テレビ番組、動画ファイル、ソフトウエアなどを無断で掲載するのもNGです。
映画やドラマを紹介する記事の場合、公式サイトから引用した文章やポスターの画像(出典元を記載)は大丈夫ですが、それ以外の俳優さんの顔写真などは載せない方が無難です。
フリー画像以外は公式サイトのものを使用しましょう。
他サイトから画像をコピーして使う場合は、必ず画像の下に「出典:〇〇」などと記載します。
引用については以下のサイトを参照してください。
参考:文化庁「著作物が自由に使える場合」
意外と出来ていない方が多いので注意しましょう。
アダルトコンテンツ(妊娠、出産、育児について)
禁止コンテンツの中で、特に注意したいのがアダルトコンテンツです。
アダルトコンテンツは国や文化によって解釈が違うため、Googleでは全世界の健全性が保たれる内容としています。
判断基準は「子供に見せても問題はないか?」ということ。
具体的には、ヌード写真はもちろん、水着の写真もダメな場合もあります。
妊娠や出産は「おめでたい」ことですし、不妊で悩まれている人は多く、非常に役立つコンテンツです。
ただし、医療行為や性的な表現はNGです。
また、赤ちゃんの裸写真や授乳シーンなど文章の言い回しに気を付けしましょう。
※アダルトコンテンツの取り扱いは難しいので、Googleのサイト運営者ポリシーを確認してください。
Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー
・露骨な性的描写を含むコンテンツ
・家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
薬物、アルコール、タバコに関連するコンテンツ
Googleアドセンスは、薬にとても厳しいです。
市販薬や処方薬についての情報サイトはOKですが、麻薬は当然、薬草薬物関連のサイトはNGです。
アルコールの販売情報についてはOKです。
タバコに関しては「禁煙に関するサイト」なら大丈夫です。
暴力的、武器や兵器に関連するコンテンツ
ニュースでありがちな死亡、自殺、殺害などの表現、それから事故や戦闘シーンなども暴力的コンテンツに含まれるためNGになります。
武器や兵器を販売するするサイトはポリシー違反です。
武器の中には、弾薬、銃の部品、BBガン、エアーガン、スタンガンなども含まれます。
格闘関連のサイトを運営する場合は注意が必要です。
ボクシングや武術に関するサイトはOKなようです。
格闘技は暴力とは違いますが、格闘の動画や画像、骨折などの怪我を引き起こすシーンは要注意です。
Googleアドセンス審査に必要な5つのチェック項目
1. 5記事以上、1000文字以上は書く
Googleは審査基準として、記事数や文字数は公表していません。
記事数は「3記事でよい」と言う人もいれば、「最低10記事は必要」と言う人もいます。
私は、5記事から10記事で大丈夫だと思います。
文字数は「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」にするためにも、1000文字以上は必要です。
2. プライバシーポリシーを載せる
プライバシーポリシーとは「個人情報の取り扱いのルール」を記載したものです。
ブログを運営していると、訪問してくれた読者さんのアクセス情報が分かります(Cookie)。
これが個人情報になります。
なので、「個人情報を取得していますが、悪用しません」ということを伝えるのがプライバシーポリシーです。
このサイトのプライバシーポリシーはこちらです。
・広告について
・アクセス解析について
・サイトへのコメントについて
・責任の所在について
など
アドセンス審査にプライバシーポリシーの設置は必須です。
有料のWordPressテーマにはデフォルト(初期設定)で入っていると思います。
(このサイトで使用しているWordPressテーマ「JIN」にも入っています)。
もし、あなたの使っているテーマに入っていないのなら、このブログのプライバシーポリシーをコピーしていただいて構いません。
制定日、運営者、広告サービスの内容についてなどを、ご自身のサイトに合ったものに書き換えて使用してください。
3. お問い合わせフォームを載せる
お問い合わせフォームも用意しましょう。
ブログの内容について疑問・質問がある場合に、連絡が取れる窓口があるとブログの信頼性が上がります。
このサイトのお問い合わせフォームはこちらです。
お問い合わせフォームの設置方法についてはこちらの記事で解説しています。合わせてご覧ください。
4. 運営者情報(プロフィール)を載せる
アドセンス審査における運営者情報は、名前(ニックネーム)とメールアドレスを記載するだけでOKです。
固定ページに「運営者情報」を作り、下記のように名前(ニックネーム)とメールアドレスを記載しましょう。
本名や住所を書く必要はありません。
【運営者情報】
運営者:しょうこ
メールアドレス:××××@gmail.com
アドセンス審査には名前とメールアドレスだけでOKですが、ブログ運営においてプロフィールページは重要です。
ブログ運営におけるプロフィールの役割について、こちらのページで解説しています。合わせてご覧ください。
5. 適切なテゴリーを設置する
Googleアドセンスは、サイトに訪れた読者にとって使いやすいサイトであることを重要視しています。
ワードプレスでは、記事を投稿するときにカテゴリーの指定をしないと「未分類」になります。
カテゴリーが「未分類」では、何の記事か分かりません。
カテゴリーが適切に設置されていれば、読者に分かりやすいサイトになります。
アドセンス審査のためだけでなく、読者から見て、サイトの内容が分かるカテゴリーを設置しましょう。
カテゴリーの適切な分け方については、こちらの記事で解説しています。合わせてご覧ください。
Googleアドセンス審査に通らなかった場合は?
どこに問題があったのかを、じっくり確認しましょう。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されている)という場合
・記事は有益な内容が書いてあるか?
・独自の視点で書いてあるか?
・画像のみのページ、又は、文字数があまりにも少ないページはないか?
・404ページはないか?
良いサイトにするために、アドセンス審査関係なく、そこは常に意識して記事を書きましょう。
でも、ここで良いサイトにするために必要なことを学ぶ!という気持ちで踏ん張りましょう。
記事数が多すぎる場合
アドセンス審査に通らない理由に、「コンテンツの質の不足」があげられます。
それなら「合格するために、もっと記事数を増やさなければいけない」と言われる人が多いですが、これは間違いです。
さすがに3記事しかないサイトなら記事の追加が必要になります。
ただし、10記事以上あるの場合、それ以上記事数を増やす必要はありません。
記事数を増やすのではなく、すでに投稿している記事をリライトして、記事の品質を高めるようにしましょう。
また、記事数を増やすのは、かえってデメリットになる場合があります。
アドセンス審査は減点方式ですから、100記事もあって、そのうちの1記事がポリシー違反である場合、あとの99記事がOKでも審査に通りません。
記事数が多いと不合格の原因を見つけるのが困難になります。
すでに記事数が多いのなら、記事を減らすことをおすすめします。
減らすといっても、削除ではなく、「下書きに戻す」ことをします。
「ポリシー違反に該当しているかも?」と、少しでも怪しい記事は、下書きに戻して非公開にします。
あきらかにポリシー違反にならないのなら、合格後に公開しても問題ありません。
ただし、ポリシ―違反の記事は、合格後にも警告がきますし、最悪、アドセンスの利用が停止になります。
アフィリエイトリンクは貼らない
記事にアフィリエイトリンクを貼っていてもアドセンスの規約違反にはなりません。
アフィリエイトリンクを貼っていて、審査に通る人もいます。
ですが、アクセスがまだ集まっていない段階でアフィリエイトリンクを貼っていても報酬は得られません。
ASPのアフィリエイトリンクは、アドセンス合格後に貼ることをおすすめします。
Googleアドセンス審査に合格するためのポイント まとめ
Googleアドセンスに合格するには、特に禁止コンテンツに注意しましょう。
Googleアドセンス合格に必要な項目は5つです。
1. 5記事以上、1000文字以上は書く
2. プライバシーポリシーを載せる
3. お問い合わせフォームを載せる
4. 運営者情報(プロフィール)を載せる
5. 適切なテゴリーを設置する
Googleアドセンス審査は、禁止コンテンツに注意すれば、たいてい大丈夫です。
合格するための「記事数」を気にする方が多いですが、実際には「3記事で合格した」人もいます。
アドセンス審査に必要な記事数の明確な基準はありませんから、5記事以上書いたら申請すれば良いと思います。
オリジナリの有益なブログを作って審査を通過し、ブログで稼いでいきましょう!
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ありがとうございました。
さらに頑張って良い記事を書かせていただきます!(^^)